私たちについて

ラレとビーニョは、クリスチャン夫婦であり、2022年8月よりIBNU(国際バプテスト連合教会)から正式に派遣された宣教師です。

ラレは日本で19年以上の生活経験を持ち、日本の文化や伝統に深い理解を注ぎ込んでいます。ビーニョは9年以上を過ごし、この古代から続く文化を持つ社会を理解し、完全に溶け込むために力を尽くしています。私たちは、マタイの福音書28章18〜20節に記されているイエスの教えを基盤とし、日本で人々に仕え、その人生を変えていくことに献身しています。信仰と専門的なスキルを組み合わせ、地域社会に良い影響を与えることを目指しています。

私たちは「教派」ではなく、キリストの体における交わりと一致を見ることを大切にしています。ヨハネの福音書17章でイエスが父に祈られたように、御子と父が一つであるように、主に従う者たちが一つとなることを願い求めています。聖書的かつ宣教的な神学を追い求め、互いを受け入れ、仕え合う共同体を築いています。

私たちの職業的歩みは多岐にわたり、工業分野、デザイン、写真、映像編集、ジャーナリズム、そしてソーシャルワーク(福祉)を含んでいます。特に福祉の分野では、日本社会を新しい視点で理解する機会が与えられ、独自の形で課題や可能性に取り組むことができています。

自閉スペクトラム症(ASD)、ダウン症、統合失調症、その他多くの身体的・知的障がいを持つ方々と直接関わる中で、思いやりと効果的な支援の仕方を学んでいます。社会や家族からも見過ごされがちな方々の特別なニーズを理解する助けとなっています。

私たちは、一人ひとりが神の目に尊い存在であると信じています。すべての人が自らの価値とキリストにある目的を見出せるように手助けすることが、私たちの願いです。信仰を実際の生活の中で生き、行動を通してキリストの品性を示していきたいと願っています。

私たちの使命

私たちの使命は、マタイの福音書28章18〜20節に記されているイエスの大宣教命令を果たすことです。すなわち、すべての国の人々を弟子とし、父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、イエスが命じられたすべてのことを守るように教えることです。

私たちは献身をもってイエスの召しに従い、健全で、包容力があり、愛にあふれた共同体を築くことを目指しています。

福音の力を通して人生を変えること、特に社会から見過ごされがちな人々や困難に直面している人々に、受け入れとケアを提供することが私たちの目的です。

これまでの幅広い専門的経験を活かし、日本においてより包み込むような愛に満ちた共同体を築くために力を注いでいます。キリストの権威と常にともにおられる御臨在のもとで、すべての人に仕え、支え、心身ともに健やかで尊厳ある生き方を促進することに献身しています。

「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。『わたしには天においても地においても、いっさいの権威が与えられています。 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、 わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように教えなさい。見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。』」
マタイの福音書 28:18-20

私たちのビジョン

私たちの願いは、すべての国の人々が神の恵みによって届かれ、一人ひとりが神の愛と御配慮を知り、体験する機会を持つことです。福音の力によって人生が変えられる証人となり、神の国の価値を映し出す包容力と愛に満ちた共同体を築くことを目指しています。私たちは、日本において希望の灯台となり、思いやりのある奉仕の模範となりたいと願っています。そこでは、どのような状況にある人も尊重され、大切にされます。

私たちの目標は、受け入れとケアが日々生きられる社会を築くことです。特に精神的な困難を抱える人々が尊厳と目的を持って生きられるように助け、正義、憐れみ、そしてへりくだりを実践する社会を育むことを志しています。

福音は、無条件の愛、正義、そして思いやりについて語っています。私たちは、すべての人が受け入れられ、尊重される共同体を創り出すために働いています。日本で福音を分かち合うことには多くの課題がありますが、キリストの愛と福音の力はどんな壁も越えると信じています。私たちの使命は、このメッセージを文化的に配慮し、尊重しながら、健全な人間関係を築き、すべての人に希望を届けることです。

私たちは、「地の塩」「世の光」として、実際に違いを生み出したいと願っています。人々が自らの信仰を個人的に探求し、イエスの教えがどのように人生を変えることができるのかを発見できるように導きたいと願っています。

Nossa Caminhada

2019

  • FTSA(南米神学大学)入学

2021

  • GIC IBNU(ブラジル・バプテスト教会)日本・アジアのリーダー就任
  • 日本語版「ロタ66」の協力者

2022

  • FTSA 卒業
  • IBNU から日本への正式な宣教師として派遣
  • NGO「ディグニターテ・ブラジル」と「青い宝(Tesouro Azul)ミニストリー」に参加
  • ラレ:IBNUとの協力による「フォト・デボーショナル(写真によるデボーション)」開始

2023

  • 聖書研究
  • 日本における聖書的カウンセリングと伝道(SWBTS〈サウスウェスタン・バプテスト神学校〉および Missions Connex との協力)
  • 日本における聖書的カウンセリングと伝道(Matthew 23 Ministries、No Place Left、Stoller Foundation との協力)

2024

  • 聖書研究
  • 日本における聖書的カウンセリングと伝道(Matthew 23 Ministries および SWBTS〈サウスウェスタン・バプテスト神学校〉との協力)
  • 神奈川にて福音伝道トレーニング(Matthew 23 Ministries、No Place Left、Stoller Foundation との協力)
  • 大阪にて福音伝道トレーニング(Matthew 23 Ministries、No Place Left、Stoller Foundation、OCC〈大阪クリスチャンセンター〉との協力)
  • ルイス・サヤオン師および IBNU チームと共に日本で聖書カンファレンスを主催
  • ビーニョ:モリア・カレッジにて考古学の大学院課程に入学

日本における宣教の課題と必要性

日本での宣教には、独自で大きな課題が存在します。日本の文化は、社会の調和や伝統を大切にするため、新しい考えや変化を受け入れることが難しい場合があります。キリスト信仰に関しても同様で、現代社会においては世俗化が進み、宗教そのものに対する関心が薄れていることから、福音に対して無関心、あるいは慎重な姿勢を示す人も少なくありません。

また、言語や文化の違いも課題の一つです。福音のメッセージを日本人にとって理解しやすく、心に届く形で伝えるためには、細やかな配慮と文脈化が必要です。そのためには、忍耐強く継続的に関わりを持ち、信頼関係を築いていくことが大切です。真心からの交わりを通してこそ、心が開かれ、福音を分かち合う道が広がっていきます。

宣教の必要性

日本での宣教は複雑で多くの課題があります。そのため、献身的で文化的に配慮された宣教活動が非常に重要です。宣教師は、日本の文化や人々の必要を深く理解し、霊的な支えだけでなく、心や生活における実際的な支援をも提供することが求められます。

私たちの使命は、理解と信頼の橋を築き、具体的な行動と言葉を通してキリストの愛を示すことです。

文脈化と聖書研究

日本の人々に効果的に福音を届けるために、私たちは日本の豊かな文化と伝統を尊重しながら、文脈に沿ったアプローチを大切にしています。私たちが提供する聖書研究は、日本文化に寄り添い、誰にでもわかりやすく、イエスの教えを人々の日常生活と結びつける助けとなることを目指しています。

人々が自分自身の歩みに合わせてキリスト教の信仰を深く探求できるような、意味ある、そして個人的な体験の場を築いていきたいと願っています。

健やかな共同体

私たちは、健やかな共同体こそが霊的にも感情的にも成長するために欠かせないと信じています。すべての人が愛され、尊重され、支えられていると感じられるような交わりを育むことを目指しています。霊的な必要だけでなく、身体的・感情的・精神的な面にも配慮し、イエスが約束された「豊かな命」を誰もが体験できるように努めています。

私たちの献身は、キリストの愛に基づいた共同体を築くことにあります。そこでは、一人ひとりが信仰において励まされ、他者に思いやりと献身をもって仕えることができるよう導かれます。

聖書的な価値観と原則

 

私たちの働きは、聖書に基づく根本的な価値観と原則に導かれています。その中には次のものが含まれます。

 

  • 隣人愛:すべての交わりにおいて、神の愛をあらわすこと。
  • 正義と憐れみ:正義を推進し、憐れみを実践すること。つまり、行動する際には相手の立場に立ち、その人の感じていることを思いやりながら関わること。
  • 謙遜と奉仕:イエスに倣い、謙遜と無私の奉仕を実践すること。
  • 一致と交わり:教派ではなくキリストのからだの一致を求め、信仰者同士の交わりを大切にすること。ヨハネの福音書17章で、イエスが「父よ、わたしとあなたが一つであるように、彼らも一つになりますように」と祈られたように。

キリストにある一致は、私たちにとって最も大切な価値の一つです。ヨハネの福音書17章におけるイエスの祈りに励まされ、私たちはすべての主に従う者が、イエスと父なる神が一つであるように、一つとなるべきだと信じています。それは単に仲良くすること以上の意味を持ち、神の愛と栄光を世にあらわすことです。

イエスは「彼らが一つとなるように」と祈られました。それは、世がイエスが神から遣わされたことを知り、また神の愛が私たちのうちにあることを示すためです。そのため、私たちは教派や文化の壁にとらわれることなく、すべてのクリスチャンとの交わりを大切にし、共に力を合わせてあらゆる国々で弟子を育てることを目指しています。

日本での私たちの使命は、この一致を生きることです。すべての人が信仰において成長し、周りの世界を変えていけるよう励まされる、温かく包み込む共同体を築くことを願っています。日本の方々にも、私たちが互いに違いを持ちながらも、神の愛によって一つとされ、希望と贖いを必要とするこの世界に「地の塩」「世の光」として生きていることを見ていただきたいのです。

神に栄光がありますように。
ラレとビーニョ

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